写真:味じまん

味じまん

高知市には美味しいものがたくさんある。
カツオのタタキだけでなく、新鮮で美味しい料理や、
特産品をご紹介。
写真:毎年3月に行われる「南国土佐皿鉢祭り」

皿鉢料理

写真:皿鉢料理
皿鉢料理は、約40cmぐらいの大きな皿や鉢にいろいろな料理を盛りつけた一種のバイキング料理。
皿鉢料理の起源は180~190年前といわれ、当時は上流武士社会の料理であったが、明治維新後急速に庶民の間に普及した。
皿鉢料理の基本的な献立は刺身、タタキ、寿し(サバの姿寿し)、組み物の4種類で、これに、祝い事のときは鯛の生け作りが付く習慣となっている。
土佐では、昔から宴会といえば、必ずこの皿鉢料理で、宴会には2~3人に一皿の割合で皿鉢料理が並べられ、客は小皿に自分の好きなものを好きなだけとって食べることができて合理的。

御畳瀬の干物

写真:御畳瀬の干物
魚の多い土佐には、これを利用した干物もまた有名。冬から初夏までに出る「土佐うるめ」の味はまた格別。1本1本が淡青色で光沢を帯び、都会で見られる目刺しの類を大きく引きはなす味と姿である。 この他にみりん干しや、ニロギ(ヒイラギ)の干物、だしじゃこがある。またかまぼこや竹輪も鮮度の高い魚を材料にしているので味は特によい。

ドロメ・ノレソレ

写真:ドロメ・ノレソレ
体長2~3cmぐらいのイワシの稚魚を高知ではドロメという。(写真右)酢にニンニクの葉をすりおろして、みそを加えたものに、生きのよい「ドロメ」を生きたまま入れて食べる酢みそ和えは、南国土佐の初夏の珍味。このドロメをゆであげて天日干ししたものを「チリメンジャコ」といい、これも土佐ならではの美味しさ。

また有名な土佐の珍味のひとつでありながら、その正体があまり知られていないのがノレソレ。 タチウオやウナギの稚魚説があるが、マアナゴの稚魚が正解。

酒盗(しゅとう)

写真:酒盗(しゅとう)
酒どころ土佐とカツオの伝統漁法が巧みにマッチした一品。その名のように、これを食べていると酒を盗んでまで飲みたくなるというカツオの塩辛はつとに有名。
カツオの内蔵を水洗いし、塩漬にして半年貯蔵し、うまみのでたところで、地酒、蜂蜜、みりん、タマネギに刻んで漬け込む、ビタミン豊富な栄養食品。

土佐文旦

写真:土佐文旦
土佐独特のみかんとして好評を博している。
果実は大きく、350~500gほどで、果糖が多く風味がよい。昭和の初めから研究が始まり、昭和30年ごろから名称を土佐文旦と統一し、土産品として知られるようになった。


新高梨

写真:新高梨
高知県と新潟県の在来種の梨を交配改良したものでは果実は1kg以上もある大きな梨で、肉質は乳白色で在来種よりやや軟らかく、香気、味とも非常によい高級果実で、全国的に有名。

徳谷(とくだに)トマトと薊野(あぞの)トマト

写真:徳谷(とくだに)トマトと薊野(あぞの)トマト
トマトの一般的な品種(現在は「桃太郎」が中心)を、土壌にあった独特の栽培法により栽培したトマトで、小粒でみずみずしく、トマトと思えないほどの甘味を持っている。 フルーツ感覚で食べられるトマトとして、人気が高く、それぞれ産地の名前が付けられている。

小 夏

写真:小夏
宮崎県の日向夏を改良したみかんで、初夏の味覚の果物として「ニューサマーオレンジ」という名前で親しまれている。皮と果実の間にある白い甘皮を残したまま、リンゴの皮を剥くように皮を剥き、その甘皮と果実とを一緒に食べる。芳香が非常に良く、甘酸っぱい味が特徴。